平和教育研究班はこうして誕生した

読者各位

立花ゼミで清水氏に注目したのは、立花先生が昨年、立教大学21世紀社会デザイン研究学会で清水氏が発表した研究「21世紀の平和を考える 学校教育プログラムの一考察~現行の平和教育に関する課題と提言~」を聞いて関心を持ったことがきっかけだった。

発表後、立花先生が清水氏に声をかけ、立花ゼミにおける”モデル授業”に繋がることとなった。この授業は祝日の4月29日午後六時から開催、清水氏の自己紹介、これまでの実績の発表、熱気のこもったモデル授業、質疑応答と続き、終了後は二次会に繰り出したのだった。

平和教育研究班は、このモデル授業に感動して、新しい平和教育をライフワークと宣言している清水氏の取り組みを応援しようじゃないかという趣旨で発足したものである。

立教の院生2人と、東大の立花ゼミ「見聞伝」メンバー3人によって構成、伊勢崎氏の立教立花ゼミでの出張講義も実施した。以下は両氏の授業、講義、インタビューなどを基に編集、再構成したものである。

作業に当たっては、初めて両氏の考え方に触れる人にも分かり易いようにと心がけた。不十分な点も多々あると思われるが、ご了承願いたい。なお、伊勢崎氏については、著書「武装解除 -紛争屋が見た世界」 (講談社現代新書) が、人と思想を理解する上では最適と思われる。清水氏の場合は、添付した資料が最も分かりやすいと思われる。これは、前述した21世紀社会デザイン研究学会における講演内容である。第一弾として、清水氏の紹介から。準備が整い次第、引き続き伊勢崎氏の出張講義の様子を掲載する予定。

2008 秋   平和教育研究班 一同

<<<戻る