ネコ屋敷 学食のページ

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学食は立教大学池袋校舎に4つあります。その中でも、今回は私が愛用している第一食堂にフォーカスをあててみました。ハ○ーポッターに出てきそうだし、歴史を感じさせる建物です。イクラの入った海鮮丼が500円で食べられとてもおいしい!思い出したら食べたくなってきたので行ってきま~す♪


 今回インタビューに応じてくれたのは、チーフの八巻さん。私が学食に行くと積極的に学生とのコンタクトを取っている彼の姿が印象的でした。学食店長のおススメにより、学生・学食のことに最も詳しいと八巻さんにお願いすることになりました。


Q1、全メニュー数
さてさて、学食のメニュー数は一体どのくらいあると思いますか?
実際に食べているメニューや、目に止まるものは限られていて知らないメニューもあるのではないでしょうか?
気になるあなたのために聞いてみました☆

A 常時50~60種有り。

定番のご飯つきの定食やどんぶりがやはり多い。

Q2、定番メニューの価格とg(グラム)

安いかどうかは、価格とgを比較する必要がありますね。

A 昔は学校からの「これは作ってくれ」という指定メニューがあった。カツ丼、カレー、ハヤシライス、月見うどんなど。これは学校が価格も大体決めてきていた。
今はメニュー数が増えたのでそういった学校からの指定はなくなった。

Q3、人気メニュー&店長から見た学食・学生の変遷

最近の学生は、どんなメニューが好きなのでしょうか?
あなたは、がっつり系?それとも質素系?
そして、学食・学生は、時代と共に変わり行くものだと思っています。
どのように変化していったのかは、現場の声を聞くに限ります。
あと○十年後には、どのような学食が一般的になっているのでしょうか。大変興味深いです

A 一食(第一食堂)は昔からカツ丼と唐揚げ丼が人気。あと、牛丼卵とじ。最近は日替わりパスタも人気。
昔は部室が一食の近くにあったので、体育会系の学生がたくさん来ていた。だから結構がつがつしていたけれど、部室がウィリアムズホールに移り、新座に移った体育会系の部活もあるので、一食に訪れる学生の質も変化しているそう。
最近は、ヘルシー弁当やパスタなど、女性に人気の高いメニューにも力を入れている。イタリアンリゾットは、雑誌の取材なども来るほど学食では珍しく、人気。

Q4、何でもエピソード
学食チーフから聞いたこの学校ならではのエピソードを紹介します♪
普段の生活では、知りえないエピソードをお伝えします。

A 昔は体育会系の学生がよく来ていた。朝練や寒稽古もよくやってその後に学食に来たときに、寒かったのか酒を飲んで、しかも裸になっちゃった奴らがいた。仕方なく学生部に通報!
それにしても前は本当に顔なじみが多かった。食堂の2階に一時期住んでいたこともあって、そのときは仲のよい学生なんかは部屋に遊びに来ていた。本当に家族みたいな付き合いをしていた。
昭和48年から大体34年くらい立教にいるけれども、最初のころは1日2000食くらい出ていた。それが今では600食くらいに落ちている。昔は朝定食が200食くらい出ていたけれど、今はほぼ出ないし、前は3食学食で済ます学生が結構いたけれど今はもういない。立教の周りにたくさん店が出来たからかな。
今も一応朝定はある。昔はご飯、味噌汁、納豆か卵、海苔、サラダで260円くらい。今も納豆は出せないけど他のものはあるから出せる。

Q5、運営の裏側
学食は儲かっているの?

A 経営は大変!大学の食堂といっても、場所代がかからなかったり、大きな設備を買うときにお金が出るだけで、普段の食材や食器、水道光熱費等はすべて学食側の負担。
でも学生に昼ごはんにいくらかけるかというアンケートをとったときに、大体500円以内という答えだった。ご飯のほかにお茶等の飲み物を買うことを考えると、学食はやっぱり値段をなるたけ落とさないとならない。今の一食の平均単価は360円前後。このくらいを保たないと学生のことを考えると厳しいと思うけれど、やっぱりコストを抑えるのが大変。仕入れから気を使っていかないと絶対に実現できない。あと大切なのが、同じ食材を使ってバリエーションをつけていくこと。一つの食材が一つの料理にしか使えないと、とても効率が悪くなって値段が上がってしまう。
今まで一番ピンチだったのが米不足のとき。普通のレストランなどだと食材に占める米の割合は実はそんなに高くない。でも学食だから定食も多いし丼も多い。かなりの打撃だった。でもなんとかして日本米だけで乗り切った。

Q6、栄養バランス
学生の食を担う学食は、栄養バランスも大事な項目です。食は命の源、学生や関係者が心身共に健康な生活を送れる配慮はいかほど~。

A 栄養バランスは大切だけれど、今の学生は昼しか学食で食べないから難しい。昔は朝昼晩食べてる学生がいたからまた違ったけど。人それぞれ不足しているものっていうのは違うから、まず一人ひとりが「自分の体を知る」ことが大切で、基本。池袋保健所の管理栄養士さんと協力で、朝昼晩のバランスを考えた食事のとり方を紹介したカードを作ったりはしている。(一つそのカードをいただいた。水野所有。)学食に出来るのは、メニューを増やして学生各自が選べるようにすること。もとが10ちょっとだったからだいぶ増えてきた。10~20種類のメニューなら「給食」扱いになるけれど、メニューが多いので一食はレストラン扱いになる。

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